人がいふ
鬢のほつれのめでたさを
物書く時の君に見たりし
馬鈴薯の花咲く頃と
なれりけり
君もこの花を好きたまふらむ
山の子の
山を思ふがごとくにも
かなしき時は君を思へり
忘れをれば
ひょっとした事が思ひ出の種にまたなる
忘れかねつも
病むと聞き
癒えしと聞きて
四百里のこなたに我はうつつなかりし
君に似し姿を街に見る時の
こころ躍りを
あはれと思へ
かの声を最一度聴かば
すっきりと
胸や霽れむと今朝も思へる
いそがしき生活のなかの
時折のこの物おもひ
誰のためぞも
しみじみと
物うち語る友もあれ
君のことなど語り出でなむ
死ぬまでに一度会はむと
言ひやらば
君もかすかにうなづくらむか
時として
君を思へば
安かりし心にはかに騒ぐかなしさ
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2012.05.22
人がいふ 鬢のほつれのめでたさを
posted by みう at 02:02| クレジットカード